荒涼とした大地に佇むスケール満点の野天湯 ”蒸ノ湯温泉”を後にし、次の秘湯、青森県の”黄金崎不老不死温泉”に向かいます。
蒸ノ湯温泉から八幡平アスピーテラインを下り、R341へ戻りそのまま北上、 鹿角八幡平ICから東北自動車道に入り、秋田県から青森県に向かいます。 青森中央ICで東北自動車道を下車し、青森市街に入ります。 青森市街からR7・R101と西進、大きな”津軽半島の付け根”を横断します。 2時間程走ったのち、ようやく日本海が見えてきます(この辺りは鯵ケ沢町)。ココから日本海に沿って南下、黄金崎のある深浦町に向かって海沿いをドライブです
途中、岡崎夕陽展望台にて、しばし休憩です。
岡崎夕陽展望台にて、素晴らしい日本海の景観を堪能。長旅の疲れを癒し、ラストスパート。
青森市街から3時間強、ようやく見えてきました、”黄金崎不老不死温泉”♨分れた道路、右が新館。左が本館。今回は、新館に宿泊の為、右へ。 旅館の方向に、風車が回っているのが見えます。
旅館・新館の玄関。 木造の”不老不死温泉”の大きな看板がお出迎え。
フロントでチェックインし、客室に案内されると、窓の向こうは日本海が一望です!荷物を下し、浴衣に着替えると、さっそくお風呂に向かいます♨
こちらは、男女別の内湯。内湯でもこの絶景です。 (撮影は、誰もいない夕食時に行ったため、少し暗くなっています)
内湯から露天風呂に向かいます。 日本海を見下ろしての露天、荒い波音が聞こえ、大迫力です。 泉質は、含鉄-カルシウム・マグネシウム-塩化物強塩泉。 成分総計は、24,710mg/kg と極めて濃厚! 湧出量は、余裕の400ℓ/分。もちろん、全浴槽、源泉掛け流し。
強塩泉の場合は塩分が多いため、どうしても成分総計が多くなるのですが、 不老不死温泉は炭酸水素イオンやメタケイ酸などの他成分も沢山含まれており、 塩分で数値が高いだけの強塩泉ではなく、高バランスの濃厚温泉なのです。 (味は”しょっぱい”ながらも、多彩な成分のおかげでマイルド、です。) 温度は52.2℃で、荒い波打ち際では、すぐに適温になります。 男女別の内湯・露天で体を温めた後、目的の”波打ち際 絶景露天風呂”へ!
こちらは、混浴露天風呂。岩壁の向こうには、女性専用露天風呂があります。 男性は、こちらの混浴に入ります。この時は、女性は入っておらず、一緒に 入浴していた方々の”せっかくだから写真とりなよ!”とのご厚意で、パチリ。 (後から撮影NGを知りました。知らずに撮影、スミマセン。。。) この日は曇天で、憧れの”夕陽を臨む絶景露天”は叶わなかったものの、大満足♫ 湯船に浸かって、向かってくる荒波を眺めていると、曇天である事も忘れて、爽快爽快!
絶景露天を堪能した後は、お楽しみの夕食に向かいます♫
窓の向こうは日本海が一望の食事処。 不老不死温泉旅館は、日本海に面した丘の上にある為、どこからでも日本海一望、です!
夕食は、やっぱり”海の幸”づくし。日本海の魚介類が、ビールとマッチ、大満足♫
朝食は、ブッフェ形式。取り過ぎはイカン、と思いつつ、ついつい取り過ぎ。。 実は、朝食前に波打ち際の混浴露天に行ったのですが、完全に貸切状態! 絶景を贅沢に堪能したのでした♪
日本海の荒い波打ち際に佇む、比類なき絶景露天風呂。 多様な成分が高バランスに融合する、掛け流しの濃厚な極上温泉。 全ての客室やお風呂から日本海を臨む、絶好のロケーション。 黄金崎不老不死温泉は、”秘湯”といったタイプの温泉ではないが、エンターテインメント性も持ち合わせた、本物の実力派温泉でした!次回は、北東北の湯治温泉の代名詞”酸ヶ湯温泉”です。 ご期待ください!
1,000kmものドライブの末、北東北の秘湯地帯に辿り着いた Da Binji。 湯治場”玉川温泉”にて、”極上温泉”と”ワイルドな源泉湧出地”を堪能。 次の秘湯に向かいます♨
玉川温泉を後にし、次に向かったのは、荒涼とした山間の野天風呂で名高い、蒸ノ湯(フケノユ)温泉♨ (秋田県鹿角市) 玉川温泉からR341を20分ほど北上、活火山”焼山”エリアを抜け、岩手県に 抜ける山岳道路”八幡平アスピーテライン”に入ります。東方面(岩手側)に20分ほど山道を上がると、丘の上からモウモウと立ち上る 湯煙が見えてきます。
この湯煙に向かって車を5分ほど進めると、蒸ノ湯(フケノユ)温泉に到着です。 蒸ノ湯温泉は、八幡平(岩手から秋田にかけて広がる山岳地帯)にある温泉群の 一つで、岩手県側にある”藤七温泉”と並んでスケールの大きな”野天風呂”が 温泉マニアに人気の一軒宿です。
10時半過ぎに到着すると、丁度観光バスが出発し、ガラガラに。 ジャストタイミングの到着です♫ 今回は、宿泊ではなく、日帰り温泉での利用。(入泉料¥600/人) 木造校舎の様な館内を進み、まずは男女別の内湯&露天に。 ★ちなみに、ご主人は愛知県西尾市(だったと記憶)出身との事で、 同じ愛知県人同士、意気投合(?)。温泉のご説明を丁寧に頂きました♫
こじんまりとした浴槽に、やや泥色白色のお湯が注がれます。 泉質は、単純酸性泉(㏗2.4の酸性泉 と ㏗5.7の弱酸性泉 の複数アリ)。 成分総計は、620.3mg/kg と、濃そうな色のイメージと違って、やや薄め。★この露天風呂の入口部分に、家の風呂くらいの小さな内湯があります。
男女別内風呂・露天風呂で体を温めた後、いよいよ目的の野天風呂へ♪ 上は、混浴野天風呂の更衣室、そして、その先は野天風呂。
荒涼とした山奥の原野に、総ヒバ造りの野天風呂がポツンと佇みます。 この日は生憎の曇天ですが、晴れれば爽快な風景、との事。
立ち込めるアチコチの湯煙の源泉湧出地から、新鮮な源泉が注がれます。
もちろん、源泉掛け流し、です。
湧出量は不明ながら、恐らくは膨大な源泉が湧出している模様。 至る所から、ゴボゴボと源泉が湧き出しています。
ドボドボと豪快な 源泉掛け流し ながら、浴槽の底には、泥の様な大量の 成分がすぐ溜ります。
樽風呂に浸かっていると、向こうの方に、”旅館”とその下に流れる”渓流” を臨み、ゆったりと長湯できます。 (四角の湯船は熱湯ですが、樽風呂はぬる湯です。)
混浴野天風呂を貸切状態で30分ほど堪能。 着替えて、荒涼とした源泉の湧出地帯を歩きます。
見えてきた小屋は、地熱を利用したオンドル式蒸し風呂。 このオンドルで湯治に来た人を”蒸かす”事から、蒸ノ湯 と呼ばれる 様になった、との事。
オンドル式蒸し風呂から少し歩くと、男女別の野天風呂がみえてきます。 ”男”の立て札の先が、男湯です。ヒバの立て板に囲まれた向こうが、脱衣所、そして野天風呂。 荒野に佇む掘っ建て小屋、の様です。
このロケーションにピッタリの、ダイナミックな湯船。 すぐそこから湧き出る源泉が、ドボドボと注ぎ込まれます♨ 荒涼とした風景を眺めながら熱い湯船に身を沈めると、 浮世の雑事もしばし忘れ、良い意味でカラッポになれます♫
荒涼とした山間の原野に、ソコかしこから湧き出る豊かな源泉。 原野に小屋の砦の様に佇む、総ヒバ造りの開放感満点の野天風呂。 11月~4月中までは、雪に埋もれて道路も閉鎖されるロケーション。 以前より行き易くなったとは言え、まだまだ秘湯感は充分の”蒸ノ湯温泉”です!
次回は、日本海の”波打ち際露天風呂”の絶景が素晴らしい
”黄金崎不老不死温泉”をご紹介します!
今回の温泉探訪は、秘湯の代名詞、北東北へ向かいます!
テーマは、ズバリ、”北東北の秘湯は、今でも秘湯のままなのか?”を探る旅。
名古屋から最初の秘湯・秋田玉川温泉へ!
名二環・東名・新東名・圏央道・東北道の高速を乗り継ぎ、1,000kmの旅、スタートです!
★今回の玉川温泉に続き、蒸ノ湯温泉(秋田)、黄金崎不老不死温泉(青森)、酸ヶ湯温泉(青森)、
乳頭温泉郷・鶴の湯温泉(秋田)、国見温泉(岩手)、と6つの秘湯を6回に渡って
ご紹介します! ご期待下さい!
高速を乗り継ぎ、岩手・盛岡ICで東北自動車道を下り、岩手県から秋田県へ。
秋田県に入った道中、青く輝く”宝仙湖”。
名古屋から1,000kmの道のりを12時間、ようやく最初の秘湯、
”玉川温泉”に到着です!
玉川温泉は、癌や難病などの方の本気湯治で、全国で最も名高い温泉。
長期滞在の湯治客も多く、今回宿泊した本館の向かいには、湯治客専用の湯治棟が。
(画像の右の2階立て部分。23連泊位まで可能、炊事・洗濯が出来ます)
昭和の香り漂う、玉川温泉本館の宿泊棟の4畳半の客室。まさに湯治、の雰囲気。
もう少し広い新しい部屋もあるのですが、今回は満室で取れませんでした。
大学や病院の食堂の雰囲気。メイン料理を3種類の中から選び、サラダや一品はブッフェ形式。
全品、カロリー表示がされていて、湯治客の食事管理をサポート。
病院食の感じでやや淡泊な薄味。でも、これはこれで悪くないですよ。
玉川温泉本館は、露天風呂ナシで内湯の大浴場のみですが、木造の風格ある造りで、
これで充分!の魅力です。(北東北は、魅力的な内湯文化のメッカ、です。)
泉質は、酸性-含二酸化炭素・鉄(Ⅱ)・アルミニウム‐塩化物泉。
ph1.05を誇り、”万座””蔵王””草津を凌ぐ”日本一の強酸性泉!
ただ酸性度が高いだけでなく、様々な成分がバランス良く入った
良泉で、成分総計10,617mgの特濃温泉です!
源泉100%(源泉掛け流し)の浴槽に入ると、皮膚がピリピリと痛い!
あまりの強酸性で、皮膚が溶けているのです!
余りの強酸性ゆえ、源泉100%では入れない方もいる為、加水をして
源泉を50%に希釈した浴槽もあります。(加水掛け流し)
奥には、頭だけ出して入る”箱型蒸し風呂”、そして”飲泉コーナー”もあります。
強酸性ゆえ、水で1/3~1/4に希釈して飲むのですが、Da Binji は知らずにそのまま
希釈せず飲んでしまい、激しくむせました!
翌朝、玉川温泉本館の隣に広がる、源泉湧出地帯を散策。
至る所で、大型掃除機の様な音を出しながら、もうもうと湯煙や水蒸気が噴出し、
地下の温泉溜りのエネルギーの強さを感じます!
遊歩道が細く小さく見えますが、ここ以外は危険で歩けません。
ゴツゴツした岩は、微量放射線を放出する”北投石”。
台湾とココにしかない、希少な岩石です。
北投石の微量放射線の効能を利用し、岩盤浴による湯治が行われています。
普段は、このエリアのそこかしこに”ゴザ”を敷いて岩盤浴をする湯治客
が溢れているのですが。。。(地熱と放射線を利用した岩盤浴、です)
この日は、生憎の雨。こんな日は、殆どの湯治客は、温泉での湯治です。
一部雨にも負けずに来られた方々は、テント小屋にて岩盤浴を行います。
ちなみに、場所場所で”地熱の温度”や”微量放射線の量”が違うとの事で、
天気の良い日は、朝4時から岩盤浴の場所取り、らしいです
黄色に燃える岩盤から、水蒸気のガスが噴き出しています!
場所によっては、ジェット機のエンジン音の様な轟音!
ここが、玉川温泉の源、源泉湧出場所です。
一つの源泉としては国内最高、圧巻の湧出量9,000ℓ/分以上!を誇ります。
近くを流れる川、ではなく、先ほどの源泉湧出地から流れる温泉!です。
さすが、一カ所での自然湧出量日本一!
その源泉の川が流れている先を見ると、玉川温泉の湯畑が!
この湯畑を通って冷まされ、すぐ隣の玉川温泉本館の大浴場へ ♨
すぐ隣にこんなパワフルな源泉があるから、濃厚で上質な玉川温泉を掛け流し
で堪能出来るのですね!
玉川温泉、”豪快・膨大に湧出される特濃温泉”と”放射線パワーの北投石岩盤浴”。
古の秘湯では無いものの、本気湯治客の期待に応える本物パワーで、素晴らしい
現代の秘湯でした!
次回は、八幡平のワイルドな野天湯”蒸ノ湯温泉”へ向かいます!
今年も探索しました、Da Binji 界隈の春・桜。
名古屋の桜の名所、鶴舞公園に向かいます(Da Binji から徒歩6分)。
鶴舞公園手前、鶴舞駅前にも桜が咲いていました。
★鶴舞公園は、4/3に散策しました!
鶴舞駅を通り越し、鶴舞公園に入ると、広場では大道芸を囲んだ人の輪が。
鶴舞公園では、各所でこんなパフォーマンスが繰り広げられています。
満開の桜の下、平日昼間にもかかわらず、多くのお花見客が。
(Da Binji 推定5,000名)
お花見時期の鶴舞公園には、沢山の移動式のお店が立ち並びます。
およそ50件くらいのお店が集まり、どこも賑わっています ♫
定番の食べ物だけでなく、各国の郷土料理(名古屋には外国人が多い)、
各地のご当地グルメ、淹れ立てのコーヒー、鮎の塩焼き(串刺しの鮎が
何十本も立ててあり、壮観!)、などなど。。
公園の中心部、噴水塔の池の畔、桜が一本佇んでいます。
ここは、桜の撮影スポットになっていました。
(後ほど登場する”夜”の噴水塔と桜、是非見比べて下さいネ)
公園内の芝生の広場では、沢山の花見客が寝そべりながらお花見。
公園を奥まで進むと、日本庭園の池の畔、味わい深い桜が。。
ここは、お花見客もあまりおらず、落ち着いて観賞できますね。
夜の鶴舞公園も探索しました。夜になると、公園内に、バーベキュー
とビールが楽しめる”ビアガーデン”がオープンします
夜になると、お花見もヒートアップ。
人数も昼間より更に増えて、Da Binji 推定 8,000名。
昼間立ち寄った、噴水塔と桜。
夜はライトアップされ、少し大人の顔を見せます。
(デートのカップルが多い、です)
桜の色は、日本人の心を狂わす何かがあります。
白の桜を眺めていると、少しほろ酔い気分。
紅色に染まった桜を眺めると、更に酔いが回りそう。。
日を改めて、4/6。(前半の鶴舞公園は4/3)
鶴舞公園は壮大な宴会場で、賑やかでパワフルな桜、でした。
今回は、近所の静かでさり気無い桜を探索に。
Da Binji から東に30秒ほど歩いた所の児童公園。
児童公園から更に東に2分。5,6車線もある大通りにぶつかります。
その大通り沿いに、一本、見事な桜が。
高層マンションを見上げるように、力強く咲いていました。
大通り沿いの桜から北に上がり、若宮大通り(東西の100m道路)に。
そこから進路を西に変更、5分ほど歩くと、堀留水処理センターへ。
柵の向こうの芝生から奥の公園(久屋大通り公園フラリエ)辺りまで、
地下に広大な下水処理施設があるのです!
河村たかし名古屋市長サイン入りの記念碑 によると、日本の下水処理場で、
初めて”散気式活性汚泥法”を行った、由緒正しい施設、との事。
記念碑の横に、蒸気機関車の様な迫力の、古いポンプが。
桜と何となくマッチしています。
堀留水処理センターの玄関横には、見事な桜が二本。
記念碑と古いポンプと桜。
仲良く並んで、市民のさりげない憩いの場、となっていました ♫
Da Binji 界隈の春・桜、前半は鶴舞公園の賑やかな桜、後半は近所
のさり気無い桜、をご紹介しました。
街には街の”春と桜の楽しみ方”があり、今年もしっかり堪能出来ましたよ。
皆さんもご自分の街、改めて散策されては如何ですか?
2016年冬、温泉探訪”奥飛騨3部作”、個性的な宿がひしめく”新平湯温泉”、
奥飛騨最古の古湯”平湯温泉”と続いたので、最終回は、民宿風情が魅力の”栃尾温泉”
と行きたかったのですが、目当ての宿が取れず断念。。
急遽、頼りになるピンチヒッターとして、Da Binji お気に入りの”新平湯温泉”の隠れ家に。
”木造りの小さなお宿 宝美館”は、名前の通り、ひっそり佇む小さなお宿。
一日4組限定で、静かに滞在するにはピッタリ、です。
玄関横には、”奥飛騨・新平湯”界隈に湧き出る名水”たるま水”が頂けます ♫
何でも、この地に伝わる”タルマ姫”の伝説に由来するとか。。
フロントでチェックイン(リピーターはチェックインが簡単!)し、部屋に荷物を下すと、
早速お風呂へ! まずは、2つある貸切露天の1つ、石造りの貸切露天へ♨
泉質は”単純温泉”ながら、湯の花が豊富に浮かぶ良泉♨
湧出量は、共同源泉の為不明ながら、湯量豊富で”源泉掛け流し”。
但し、泉温が高い為(60~80℃)、湧き水等による加水が少々。
この露天風呂からは、素朴な奥飛騨の風景を眺める事が出来ます。
風呂上がりや食後の休憩に最適な”読書コーナー”。
漫画コミックスが並んでいます。
ブラックジャックに熱中してしまいました。。
休憩したら、今度は、貸切内風呂に向かいます。
露天風呂には洗い場が無いため、体を洗う時はコチラの内風呂へ。
宝美館さんは、大浴場は無く、全て”貸切風呂”。
内風呂が二つ(同じ造りのモノが二つ)、露天風呂が二つ(石造り・木造り)。
お風呂を堪能したら、そろそろ夕食の時間。
食事は、客室とは別の”食事用個室”で、落ち着いて頂く事が出来ます。
宝美館さんのお食事は、豪華だったり凄く凝っていたり、ではありませんが、
地のモノ季節のモノを活かしたセンスある手作り料理が並びます♫
(”出来合い品””仕出し品”でない手料理が常に並んでいて、それがイイんです!)
前菜には、地元でその時期に撮れるモノが、良い意味で”田舎料理”風に出されます。
名古屋の様な街ではあまり頂けない、素朴ながら美味で、絶品!
近くの川で捕れた、新鮮な岩魚のお造り。癖がなく食べやすいです。
海のモノのエビは、ご愛嬌。(でも、奥飛騨は実は日本海に近い、のです)
奥飛騨と言えば、やっぱり”飛騨牛”。
小ぶりながらA5等級の上質肉で、中々のお味!
岩魚の塩焼きも、奥飛騨の定番。普通に、当たり前に、美味いです。
時期により、宿により、イワナだったりアユだったり。。
パッと見て、これが判る方は少ないかと。。
実は、これは、”川フグ”つまり”ナマズ”、です。
食べると、何となく、”鳥のつくね”の味に似ています。(Da Binji だけか?)
この後も、高山ラーメン(お椀サイズ)・ご飯・味噌汁・フルーツなどがあり、食い倒れました。。
満腹で満ち足りて、早々に床についたDa Binji 。
翌朝目を覚まして外を見ると、何と雪景色!
(到着した前日は、雪は全て溶けていて、天気も良かった。)
さすが、奥飛騨!
雪が積もっているせいか、3月終わりとは思えない冷え込み。
朝食の前に、お気に入りの”木造りの貸切露天風呂”に向かい、目覚めの一風呂、です。
一風呂浴びて温まったら、朝食へ。夕食と同じ、食事用個室に向かいます。
宝美館さんは、朝食も”出来合いのモノ”は余りなく、殆ど手料理。
奥飛騨料理と言えば、忘れてはいけないのが”棒葉味噌”。
ご飯が進み過ぎ、好きな人には”危険な味”、です♫
ちなみに、棒葉味噌に”飛騨牛のコマ肉”が入ってます。
朝食を美味しく頂いた後は、最後に、もう一回”木造りの貸切露天風呂”へ♨
新平湯のお湯は、無色透明(少し湯の花の濁り)で一見地味ですが、中々に温まるお湯、です ♫
温泉で温まったら、荷造りをして、チェックアウト。
この頃には天気も回復してきて、雪景色の山々が輝いています。
今回の”新平湯温泉・宝美館”、殆ど他の宿泊客と会う事も無く、
”隠れ家での癒し”を満喫した温泉探訪となりました。
”こじんまりした隠れ家で、良質温泉を静かに堪能したい”
”華美や凝ったものでなくて良い。地のモノの手料理を頂きたい”
そんな方、宝美館さんに行かれては如何ですか?