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温泉(2016.5.31~6.3)北東北の秘湯(酸ヶ湯温泉編)
酸ヶ湯温泉の売店で”湯あみ着”を購入
そう、今回入るのは、混浴の大浴場(酸ヶ湯温泉は内湯のみ)。
男女別の内湯もあるのですが、この酸ヶ湯のメインはあくまで”混浴のヒバ千人風呂”。
これに入らずして、酸ヶ湯温泉に来た意味は無いのです!(言い過ぎ?)
女性客の為に、ワンピースタイプの”湯あみ着”着用での入浴もOK。(¥1,000です)
湯あみ着は、フロント向かいの売店で購入できます。
酸ヶ湯温泉の混浴内湯の入口
ここで、入浴チケットを渡して、男は左、女は右の更衣室へ入ります。
中には籠しかないので、貴重品は、入口横のコインロッカーに入れます。
ココから先(次の画像)は完全混浴で撮影出来ない為、公式HPの画像をお借りします。
酸ヶ湯温泉の混浴内湯
これが、北東北の”内湯””湯治”の文化を今に伝える、混浴の”ヒバ千人風呂”です。
総ヒバ造りの素晴らしい空間で、千人は大袈裟でも、文句ナシに圧倒的な空間でした!
女性は、右端の木の板壁の向こうから進み、奥の湯船から入浴します。
奥の湯船は”四分六分の湯”で、泉温は熱めですが、入浴後の温まりは程々。
”熱の湯”の四分六分の温まり。だから”四分六分の湯”
手前の湯船は前述の”熱の湯”で、ぬる湯なれど、入浴後の温まりは上々。
ぬるくてもしっかり温まるから”熱の湯”。
ちなみに、”熱の湯”は貴重な”足元湧出温泉”(温泉の最高形態!)。
生まれたての源泉が、足元からプクプクした泡と共に元気に湧いてきて、最高です!
泉質は、酸性-含硫黄-ナトリウム-硫酸塩泉(硫化水素型)。
成分総計は、5,417mg/kg と、やや濃い目。
青みがかった乳白色なれど、他の乳白色温泉(白骨・乳頭など)と違って、トロトロと
とろみがかった、成分総計以上に重量感を感じる、珍しいタイプ。
p.H1.76とかなり強酸性、口に含むと微かに”しょっぱ酸っぱい”感じ。
湧出量は不明なれど、全浴槽源泉掛け流し、豊かな泉源である事は容易に想像出来ます。
国民保養温泉地第一号に選ばれるのも納得、の名湯です。
極上温泉を堪能、酸ヶ湯温泉を振り返る
数値を超える濃厚な体感の上質温泉が、足元湧出で豊かな掛け流し。
見事なヒバ造りの空間で、昔ながらの内湯混浴文化を見事に保存。
一年の半分は、深い雪(6~8m)の中に閉ざされる、圧倒的なロケーション。
大きな旅館となった酸ヶ湯温泉は、”昔ながらの秘湯”ではないものの、
”現代の秘湯”と言う新しい概念を打ち立てたパイオニア、と感じます!
次回は、古の秘湯情緒&魅惑の乳白色で人気の”乳頭温泉郷”をご紹介します!