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温泉(2016.5.31~6.3)北東北の秘湯(国見温泉編)

2016-08-15 18:58:59
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国見温泉の浴槽に固まる源泉成分②

アッと言う間に、固まった成分が溶けて、”ウグイス色”のドロドロに。。

 

この国見温泉に代表される緑色系の温泉は、先にも記したように極めて希少で、

何故透明な温泉が緑色になるかは解明されていない、との事。

 

★緑色系の温泉は、長野県の熊の湯温泉(濃いキレイな抹茶ウグイス色で、濃い緑色

 の筆頭)、新潟県の咲花温泉(国見よりもっと薄くて透明なエメラルドグリーン)

 などがあり、どれも大変魅力的です。

2016-08-15 19:01:14
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国見温泉のベンチから絶景を臨む

湯上りには、涼むのにピッタリな、絶景な眺めのベンチが♬

(撮影時は生憎、やや曇でしたが。。)

 

 

理屈抜きに鮮やかで美しい、希少なエメラルドグリーンの良質温泉

山頂近く、2件の温泉旅館以外に何もない圧倒的に清涼な空間

(何と!電気もTVも携帯も不通、通じるのは衛星電話のみ、です!)

1年の半分は雪に閉ざされて立ち入る事もままならないロケーション

暖かい時期に車で行ける事を除けば、まさしく現代の秘湯、でした!

 

 

2016-08-15 19:03:55
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国見温泉 石塚旅館 の混浴露天風呂③

6回に渡ってお伝えした”北東北の秘湯編”、如何でしたか?

”北東北の秘湯たちは、今も秘湯のままなのか?”を探った今回の温泉探訪。

その結論を出す前に、まずは、時間の都合で今回泣く泣く断念した”秘湯”たちをご紹介します。

 

★谷地温泉(青森県) 酸ヶ湯温泉を超える”とろみがかった”濁り湯!(地元マニアより)

★蔦温泉(青森県) 文人墨客も愛した風情、魅力的な足元湧出湯。

★藤七温泉(岩手県) 八幡平を見渡す雄大な野天風呂、豊かな足元湧出湯。

★松川温泉(岩手県)  八幡平を代表する、魅力的で豊かに湧出する乳白色温泉。

★南玉川温泉(秋田県) 魅力的な一軒宿に、美しいオレンジ色の掛け流し温泉。

★須川(高原)温泉(秋田県・岩手県) 湯量豊富な乳白色温泉、栗駒山系の豪快な景観。

★鉛温泉(岩手県) 水深1.2m(立って入る)で足元湧出湯の混浴内湯が魅力。

 

などなど、次にこの地を訪れる時は、必湯!です。

 

本題に戻ります。   ”北東北の秘湯たちは、今も秘湯のままなのか?”

Da Binji の回答は、”北東北には、昔のままの秘湯は無いが、現代の秘湯はある” です。

 

今の時代、正直、昔ながらの秘湯のままでは、存続するのは(経営的に)極めて困難。

(現実に、現代の秘湯たちは存続困難で、毎年少しづつ無くなっていっております。)

”スマホ””ゲーム””ネット”などに時間・お金を浪費し、お手軽な”スーパー銭湯””近隣に

出来た快適な日帰り温泉” で手っ取り早く温泉気分を満喫。

これでは、わざわざ時間・お金・手間をかけて”秘湯”に行く人が減るのも当然。

経営を守り存続する為には、”昔のままの秘湯”に”現代的な要素(快適性・利便性・効率化)”

を上手く加味し、”現代の秘湯”にしていくしかないのが現実。

そういう意味では、今回巡った”北東北の秘湯”たちは、”秘湯の良さ”をなるべく残しながら

生き残る為に大健闘している、と思います。

現代の秘湯の守り手の方々に、感謝!

 

秘湯の魅力を発見された方、未来に残していく為にも、是非入りにいきませんか?

 

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